メンヘラクソピアスちゃん

物書きやってる麻宮ミヤネのブログです。友達がいません。

戦隊ヒーローが熱いけど別の意味でも熱いという話

私事ですけども、そんなには戦隊ヒーロー物を観ない人間でして。

 

昔はさ、小学生・中学生くらいのころは戦隊ヒーロー物を観てテンションが上がる子どもの心を何時までも忘れないと信じ切っていたピュアメンタルだったわけですけど。今は言うて朝が辛いし夜も辛いし生きてるのが辛い、三拍子揃った辛さを抱えてるので日曜日の朝および平日の朝土曜も辛い、朝は寝て昼は寝て夜は寝てなるべく寝るから戦隊ヒーロー物を観なくなっちゃったんです。ろくでもないというかそれは生活習慣とメンタルを修正したほうがいいのでは?

しいて言えば、たまに起きた日曜の朝は裏番組のポケモンサンデーを観ちゃうのでモロに時間がかぶるから観ないというのもあったのですが。ロバート・TIMが出てた頃は面白かったです。今はメンバーが替わったりしたので何ともですけど。始まった当初は「これクッソつまんねーな!」って言ってましたけど、最近たまにチェックすると良い企画やってたりするし芸人さんたちが頑張ってたりするので当初よりは好感持てますけど。今後に期待はしたいですけど。

何様目線の番組批評は置いといて。まぁそんなわけもあって、あと最近の文明の発展というのはめざましい物があるのですね、録画という機能があるらしくて。何とあらかじめ番組を指定しておけばあとで好きな時間帯にその番組を視聴出来ると。小さい頃から最近まで夢の島でフナムシに育てられたのでこれは好機と思って、あとポケモンのほうを観なくなったので、戦隊ヒーロー物を観てやろうと思い立ったが吉日。前のシリーズが終わったらしく、新しい戦隊ヒーロー物が始まったのをここ最近観ています。フナムシのくだりは滑ってるので忘れてください……自分の過ちが許せない……。

 

今現在テレビで放送されてる戦隊ヒーロー物が「烈車戦隊トッキュウジャー」という列車をモチーフにしたヒーロー達が戦う感じのアレです。

列車=仮面ライダー電王っぽいということもあり、映画版はともかくドラマ版の電王は大好きだったので(最近ニコニコで公式に配信されてますね)親しみも持てるから録画してチェックしてるここ最近って話なワケで。

面白いです。戦隊ヒーロー物特有の流れ、怪人が事件起こす→ヒーローがなんやかんやで事件を解決する→怪人倒すと巨大化する→ロボットで倒す、は健在で基本的にこの要素があるからこそ安心して観れます。大人になった今でも楽しめるからいいなって感じです。思い描いてた大人にはなれませんでしたけど。

主人公も赤色らしく前向きで、ピンクとかの女の子も可愛くて、2014年という平成っぽい性格の要素とかも残していて。ピンクの娘は自分が何かになりきることで(例えば強いカンフーガールと思い込むことで)めちゃくちゃ強くなって敵を倒す、とか夢見がち要素が心グッとくる大人になってしまった自分を戒めつつも「ああこりゃあ子どもも楽しめるなぁ」とか思っちゃいます。

脇役に関根勤さんが車掌さん役でいて要所要所のポイントを抑えてるのも楽しめる要素の一つだと思います。初めて観たとき「関根勤がトッキュウジャー出るのかよ!」ってビックリしましたからね。「すげぇ時代やね」って声に出しちゃいました。列車が題材ということもあって、エンディングには色んな列車を紹介したりして。そのうちトッキュウジャースタンプラリーとかやるんだろうなって予測すると商業的ニオイがしてきて良い感じですね!

 

面白い、まぁ楽しめるんですけど、ただ何か今週の話が……何だろ……「は?」っていうか……ん~ってなったので……面白いという前置きをしておいてからの、今週の話をここに記しておきます。何かやべぇってなります。現代っ子だからやべぇすげぇしか語量がないんです。

 

自分が個人的にひっかかったって話が第三駅「思い込んだら命がけ」というサブタイトルの第三話です。第三話といえば、まどマギならマミさんのマミさんがマミさんされちゃういわゆるマミられる話だったり、家政婦のミタなら松嶋菜々子が会社でビラをバラまいて一家がバラバラになります。それなりに作品に置いてキーパーソンになるのが第三話というわけです。だからこそ「トッキュウジャーの第三話はどうなるんだろう?」と胸トキメキドキドキさせたわけです。

しかし言うて戦隊ヒーロー物なので、第三話がキーパーソンといっても物語に凄い変化があるとは思ってませんでした。実際に話は展開しませんでしたし。話のあらすじはここに書いてあるんですけど、まぁ先ほど書いたように戦隊ヒーロー物鉄板の流れです。

じゃあ何にひっかかったの? というと、今回の敵チェーンシャドーが怖すぎるというのがまず一つ。

こいつ、見た目が第三話に出てくるような下っ端じゃない。顔は怖いし、肩と顔がでっかいパイプで繋がってる謎デザインなんです。身体中チェーンで巻かれてるし。何こいつ、何その形状、何のためのパイプっていうくらい見た目が日曜の朝には怖い。しかも出てくるとき棺桶引きずってるし。棺桶引きずるのなんてドラクエ6のテリー以来ですからね。魔物使いっていうかお前が魔物だろっていうツッコミ。

しかも棺桶引きずりながら歌ってるんですけど歌詞がおどろおどろしい声で「お前の命を頂くぞ」とかその見た目に棺桶に声に歌の内容だったら子どものトラウマだろ!

だけど戦隊ヒーロー物の第三話だとまだそこまで強い敵は出ないわけじゃないですか。こっちもまだヒーローなりたてというかパワーアップもしてなければ、もっと言えば手の内を全部明かしきれてないかもしれませんから。見た目が怖いだけだろ、とか思ってたら敵の幹部が「地下にいたので出してきた」とか言ってそんな話聞いたらどう考えても強すぎるが故に地下に幽閉されてたであろう強い敵じゃん!

恐ろしいことにチェーンシャドーはピンクや子どもたちを鎖でグルグル巻きにして自分の棺桶の中にぶち込んで、棺桶の中にある十字架だけがある謎の空間に閉じ込めて恐怖の感情エネルギーを手に入れる恐ろしいヤツでした。その能力、ニチアサじゃなかったら確実にもっと有効活用出来て最強クラスだっただろ! すげーポテンシャル秘めた強い敵だな、と感心してしまいました。見た目も怖いし中身も怖い。

 

このチェーンシャドーの時点でひっかかってたんですけど、それを上回ることがこいつの登場後にありまして。

 

まぁなんやかんやがあって、ピンクの活躍によってチェーンシャドーに勝つわけです。めちゃくちゃ強そうだしおそらく強いのに何故負けたチェーンシャドー……。ただその倒し方がヒーローらしくないんです。そこにとてもひっかかりました。

最後戦隊ヒーロー物おなじみの5人全員で撃つバズーカ状の謎兵器を撃ってぶっ倒すわけですが、その兵器から出すときに相手がチェーンシャドーだからでしょうね、いきなり「そんな鎖切ってやるぜ!」って言い出して。観てる側としては「えっバズーカなのに鎖切れんの?」って思ってたら撃って出て来たのが超巨大ペンチで。えっ。

殺人兵器かって思うくらいに超巨大ペンチがジャキジャキ動きながらチェーンシャドーに向かっていくわけです。そして超巨大ペンチがチェーンシャドーの胴体を真っ二つに切断して見事ヒーロー達の勝利。

 

 

 

その倒し方はもはや処刑だろ!!!!!!

 

 

 

全然スッキリしねーわ! 確かにチェーンシャドーも怖かったし強そうだったよ! でも胴体からペンチで真っ二つにする倒し方はエグすぎじゃん! 映画キックアスの車をスクラップにするプレスマシーンに人間ごと車をぶちこむシーンかと思うくらい残酷さに既視感を覚えたよ! 申し訳程度の胴体切断後の爆発でドカーンじゃねーよ! 処刑じゃん、処刑! 怪人に対して無慈悲すぎるだろ!!!!!!

第三話にしてもうそんな残忍な倒し方するのかよ、と観ていた自分はショックを覚えました。いや、面白かったけど……。敵も敵なんですけどヒーロー達もヒーロー達だなというか。第三話にしていきなりそんなぶち込んでくるのかよ、と録画を観ていた自分は戸惑いました。ペンチで胴体切断は凄いよ……化け物にも命の尊厳とか倫理とかは……悪に容赦を一切しない姿勢……!

 

そして第三話に出てくるとは思えない物語後半に出て来そうな恐るべき化け物に、超巨大ペンチで胴体切断の時点で衝撃だったのに、チェーンシャドーが巨大化してトッキュウジャーも合体ロボットに乗って倒す、という流れのときにチェーンシャドーお得意の棺桶に閉じ込めるという技でロボットが棺桶に閉じ込められてエネルギーを吸われてピンチになったときの解決策がまた何とも。

棺桶に閉じ込められたらレッドが「俺は脱出した姿をイメージ出来てる」と頼もしい一言。さすがリーダー、みんなのまとめ役の赤です。それなりの窮地をどうやって脱出するのかと思ったらいきなり股間から赤い列車を勃起させて棺桶を突き破るというパワープレイ。股間からトッキュウジャーのトッキュウジャーが発車ってやかましいわ!

百歩譲って列車が棺桶を突き破るのはいいと思います。列車がテーマですし棺桶を突き破るのもわかるし。だけど股間部分から怒張した陰茎みたいにニョッキリ突き出す意図! 意図は! 何! 意図! おちんちんじゃん! サイズ的には大人の! 大人のおちんちんじゃん! ペニストレインじゃん! せめて位置はもうちょっと上でよかったじゃん! あれほぼおちんちんじゃん! かっこよさよりエロさが上回ったよ! 初めてだよロボットからメカペニス出してピンチを打開した戦隊ヒーローは! 正義のヒーローっていうより性器のヒーローだよ!!!!!!!!

 

 

 

と、まぁ第三話というのは何かしら起きるのだなぁこの法則は戦隊ヒーロー物も例外じゃないのだなぁと改めて考えさせられたのでした。何が何やらだよ……!

いや、ここまで書いたんですけど全然楽しめます。むしろこういう要素があるからこそ楽しめると思います。内容もコミカルだし電王っぽさもあってやっぱりニチアサに列車は鉄板ですねって言いたくもなるし。戦隊ヒーロー物、舐めちゃ駄目ですわということを伝えたかった。トッキュウジャー、久々に楽しめそうな戦隊になりそうです。

 

最後に言うとすれば、トッキュウジャーの基地にもなってる列車の車内販売員のロボットみたいな見た目の女(CV堀江由衣)の身体がラバースーツみたいなコスチュームを着たボンキュッボンでただただエロいというか、子どもはあれ見て変な性癖つくんだろうなと思います。

顔こそヘルメットで覆って見えないものの身体がオカズになりそうな感じだし、意図的にセクシーポーズをとるので中学生は下手したらあれでシコザル化するんだろうなぁ。

 

 

 

ある意味、視聴者の性欲も救ってくれるトッキュウジャーは神だと思いました。何だこのまとめ方。